こんにちは~
ゆきほです!
うつ病とかうつ状態の人に向けて書かれた本って結構出版されてますよね。
わたしも今までにかなりの数読みましたが、そのなかでもこの本はダントツでおすすめです。
「『自分を好きになろう』」なんてもう聞き飽きたよ…」と思っている人にこそ読んでほしい。
今回は「うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」がおすすめな理由を書いていきます。
目次
- 1.「うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」の基本情報
- 2.「自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」がおすすめな理由。
- 3.「自分もやってみよう」と思わせてくれる本は滅多にない
1.「うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」の基本情報
著者は岡映里さん。
岡さんは、編集者や記者として働いていました。
その後、双極性障害へと診断が切り替わりました。
岡さんは、「薬を飲んで体調は良くなったけど、でも何もやる気が起きない、この先何もいいことなんて起こる気がしない」という無力感に悩んでいました。
そんなとき、岡さんのもとに一本の電話がかかってきます。
その電話をきっかけに、少しずつ岡さんが変わっていく…というお話。
2.「自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ」がおすすめな理由。
①読みやすい!
おすすめポイントそのいち。
この本は平易な文章で書かれているので、めちゃくちゃ読みやすいんです。
いくら役に立つことが書いてあると分かってても、何100ページもある専門書なんて読めないですよね。
うつ病の本でも、精神科医とか心理カウンセラーの人が書いた本って、だいたい字が小さくて、専門用語がこれでもか!ってほど出てくるので読みづらいんです。
「認知行動療法が云々…」みたいな。笑
うつ病でただでさえ疲れやすくなってて本を読む気力なんてないのに、字が小さくて専門用語ばかり並んでたら、絶対に読み切れるわけがない。
しかも、いくら専門家が書いた本でも、実際にうつ病を体験したことがない人が書いた本は「知識だけで語ってる感」が強くて、実感がわかない。
それこそ、「うつ病と診断されたらこれこれこーいう薬を飲みましょう。途中で勝手に薬を止めてはいけません。ゆっくり休養してストレスは減らしましょう」みたいなこと書いてる本ってありますよね。笑
でも、この本は専門家じゃなくて、ご本人の実体験に基づいて書かれているから、本当に分かりやすい。
著者の岡さんは編集者や記者の仕事をされてきた方なので、文章も簡潔ですごく読みやすいんです。
②著者の実体験がとてもリアル
おすすめポイントそのに。
それは、著者の岡さんの実体験を本当にリアルに綴っているところ。
この本では、岡さんがうつ病&双極性障害を患った後、どうやって行動し、立ち直っていったのかが具体的に書かれています。
最初はベッドから出るのもめんどくさくて、ベッドのなかでスーパーの惣菜弁当を食べて、ゴミもベッドのそばに山積みで…の状態だった岡さん。
でも、ある一本の電話をきっかけに、まずはベッドサイドのゴミを捨てた。
ゴミを捨てたら部屋を片付けた。
部屋を片付けたら自分のために料理がしたくなった…
本当に少しずつ行動を起こし、その結果で自信を得て、また行動を起こす。
その積み重ねで岡さんは少しずつ立ち直っていくんです。
その過程がとってもリアルに描かれています。
3.「自分もやってみよう」と思わせてくれる本は滅多にない
この本のとにかくすごいところは、読んですぐに「自分もやってみようかな~」と思わせてくれるところです。
私たちがこういう本を手に取るとき、そこには「なんとか病気を治したい」という気持ちがあると思います。
抗うつ薬もカウンセリングも続けているけど、いまいち良くなった気がしない。
自分でも何か行動を起こさないといけない気がする。
でも何をどうしたらいいんだろう。
「何か行動したほうがいいのは分かってるけど、でもどうしたらいいか分からない」
そう思っている方に、この本は本当に本当におすすめです。
著者が赤裸々に自分の体験を語ってくれるからこそ、自分もやってみようかなと思えるんです。
毎日生きづらさを感じているけどどうしたらいいか分からない人にもぜひ読んでいただきたい。
そして。
この本のタイトルでもありますが、「自分を好きになる」というのが結局のところいちばん大事なことなんじゃないか…と思う今日この頃です。
だって自分とは死ぬまで付き合わないといけないわけですからね。
他の人とは離れようと思えば離れることができるけれど、自分と離れるなんて無理なわけで。
だったら、少しでも自分のことを好きでいたほうが人生楽しいじゃないですか。
「自分大好き!」ってナルシストっぽいと思われるかもしれないけど、それで人様に迷惑をかけるわけじゃないし。
人生なんて所詮は自己満足なんですから、自分が満足できる人生を送れば文句なしですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!