そんな親なら捨てちゃえば?

家族と縁を切る…そんな選択肢があってもいいよね。

『キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~』

こんにちは~

ゆきほです!

今回ご紹介するのはこちらの本。

なんか物騒な(?)タイトルですが、「キレる」ことに悩んでいる人には非常に参考になる本ですのでぜひ。

 

1.なぜかキレやすくなった自分に悩んでいた

何年前だか忘れましたが、「キレる老人」が一時期話題になりましたよね。

「キレる?そんなのどこかの老人の話でしょ?私には関係ないもん」

私も数年前までは「キレる」なんて自分には関係ないと思っていました。

だって私はまだ20代だし更年期でもないし。

ところが。

毒父に暴力を振るわれ家出し、一人暮らしを始めた頃から「キレる自分」に悩むようになりました。

例えば、めちゃくちゃ不愛想なコンビニの店員さんに当たって、自分が購入したものを雑に扱われたとき。

「何だよアイツ。態度悪すぎだろ。マジ意味分かんないんだけど」

と、コンビニを出てからもしばらくイライラが収まらない。

 

最初はその程度だったんです。

なのに。

駅でぶつかられて謝られなかったときに「何だよ。死ねよ」と呟いてしまったり。

だんだんイラっとしたときについ「死ねよ」と言ってしまう自分がいました。

 

心療内科で「なぜかイライラする」ということを伝えると、「イライラに効く漢方薬」を出してくれました。

でも劇的に効いた感じはしないし。

些細なことでプチっとキレる自分に「どうしてだろう?」と思いつつも、その原因が分からなくて悩んでいました。

そんなときに「キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~」に出会いました。

 

2.「キレてしまう」=自分がボロボロに傷ついているということ

著者の田房永子さんも「キレる」自分に悩み、この本を書こうと思ったそうです。

本を読んでみると分かりますが、田房さんのキレ具合は結構ヤバかった。笑

・夫をグーで殴る

・床にモノを投げつける。

・はだしで外に飛び出す。

…などなど。

文字通り「キレる」って感じ。

田房さんと比べると私は「イラっとする」レベルで「キレて」はないのかもしれないなあ…なんて思いながら読み進めました。

★田房さんがご自身を分析して分かった「キレる」メカニズム★

①「お前はダメ」「価値がない」と言われ続けて、自分の心の中が傷だらけ。

②ちょっと注意されるとセリフが変換されて「お前やっぱダメなやつ」に聞こえる

③自分が責められているように感じてキレる

 

これはすごくわかるな~と思いました。

他人の何でもない指摘とか言葉とかが、自分を責めているように聞こえちゃう。

なぜなら、ずっと否定され続けて生きてきたから。

「これ以上私を否定するの?」「これ以上自分のことをダメって思わなきゃいけないの?」と思ってキレちゃう。

私もずっと好きなものや自分の価値観を親に否定されながら生きてきました。

だから、これ以上自分を否定されるのが怖くてたまらないんだと思います。

例えば夫から「これできてなかったよ~」なんて言われると…

「こんなこともできない私はダメなんだ」

「でもダメって思いたくない!」

「これ以上私を責めないでよ!」

となって最終的にはキレてしまうんだと思います。

 

他にも誰かから粗末に扱われたり、ぶつかられたり、他人からしたらどうってことないような出来事も自分が否定されているように感じてしまう。

だからキレてしまうんだと思いました。

 

3.「キレる」原因は親との関係にある?

では、田房さんが「自分はダメだ」と思ってしまう原因はどこにあったのか。

それは、田房さんの母親との関係が原因でした。

 

本書を読んでいて思いましたが、田房さんの母親は「ザ・毒親」です。

・娘である田房さんのことを意味分からない理屈で否定する

・勝手に進路を決めてしまう

・全否定するようなことを平気で言う

 

ずっと母親から自分を否定されてきて、「自分はダメだ」「自分には価値がない」と思いながら生きている。

そこに他人から何かを指摘されると、それがすごく自分を傷つけるような言葉に聞こえてしまう。

で、キレてしまう。

 

田房さんの場合は、母親だけではなく、元カレ、小学校の先生も田房さんを全否定するようなことを言う人たちでした。

いや、全否定してくる人って本当に怖いなと思いました。

本当に人生めちゃくちゃにされちゃう。

 

4.どうやったらキレなくなるの?

で、結局今「キレる」ことに悩んでいる人は、どうやったら「キレなくなるか」が知りたいんですよね。

本書には田房さんがキレなくなるまでの過程も描かれています。

詳しいことは本書を読んで確かめてみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!